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建香堂の家の上棟時写真:土台はヒバ、柱はヒノキとスギ、
梁はマツで組む。内装だけでなく、構造材も全て国産無垢材
を使用している。 |
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家づくりにおいて「安全」は全てに優先します。
ともすればデザインや間取りに目を奪われてしまい「安全」のことをおろそかにしてしまいそうですが、家は一番安全なシェルターであるべきですから、家づくりにおいて「安全」は全てに優先するのです。
では「安全」にはどういうものが考えられるでしょうか。
私は4つのカテゴリーに分けて考えるとわかりやすいと思っています。それは「耐震&防災」「防犯」「バリアフリー」「シックハウス対応」です。
この中で「シックハウス対応」が一番わかりにくく対処しにくいのかもしれません。それは耐震や防犯等に比べて、物理的な方法で防ぐことがなかなか出来ないからなのだと思います。だからこそ「シックハウス対応」をしていくには、施主自身のリスクに対する自覚と、それに対応する専門家の知識が必要ですね。
施主自身のリスクに対する自覚ということで考えなければならないのは、今の生活を見直すということです。芳香剤や消臭剤や洗剤などはもちろんのこと、生活雑貨や食品などに含まれる身の回りにあるあらゆる化学物質に対して、もっと敏感になって考えて欲しいと私は思っています。
便利だから、手っ取り早いからということで、化学物質に取り囲まれた生活を続けていると、化学物質漬けの体質が出来上がり、さらに新築やリフォームをした時に使った建材に含まれる化学物質の暴露をしてしまうことで、シックハウス症候群になってしまうのです。そういった意味で、施主自身でリスクに対する自覚が必要だと思います。
またさらに重要なのは施主のリスクに対する専門家の知識です。
残念ながら、いまだに「F☆☆☆☆だから安全です」とか「F☆☆☆☆マークが付いているから変なものは使っていない」と言う建築関係者が多くいます。あなたがもしそう言われたら、その建築関係者ではシックハウス対応は出来ません。
シックハウス対応とは、施主の化学物質に対するリスクマネージメントですから、しっかりとしたヒアリングと、使える建材のチェックが必要になります。その時にはプロとしての建材の知識が必要ですね。それはもはや建築関係者に必須の知識と言えるでしょう。
シックハウス症候群になってしまうと生活が根底から覆ることになります。通常の生活が出来ない状態になるのです。
シックハウス症候群がさらに進み、化学物質過敏症になってしまった人たちは、そうなってしまうことに対する警鐘を鳴らしている方々と私は思えてなりません。
現在では多くのかたがアレルギー症状を持っています。そういう方々はリスクが高い体質であると自覚し、シックハウス対応が出来る設計者に相談しながら、是非安全な家づくりをするようにしてください。
関東圏を主に展開している「パルシステム生活協同組合連合会」では安全な食品の提供だけでなく、組合員に向けて「建香堂の家」という新築を用意しています。これは安全安心な家を設計監理出来る設計者達のグループによる新築です。
業界内部からの一方的な情報や、メーカー側の情報だけにとらわれるのではなく、常に施主へのヒアリングや現場からのフィードバックをしながら確かめた情報を設計者や施工者で交換し、ほんとうの安全な家づくりをしていこうと私を含め自覚的な設計者達が集まりました。このような集まりが我々だけでなく、各地域で出来ていけばいいなと思っています。
■参考ホームページ
家づくりのヒント集(シックハウスリスク チェックリスト)
http://www.pal-system.co.jp/sumai/tips-tools/index.html
http://www.pal-system.co.jp/sumai/tips-tools/tips-tools.html
(有)コンパス 浅野千尋